夏、至るころ

お前と、ずっと一緒やと思っちょった

夏、至るころ

2020年12月4日(金)公開

TRAILAR

INTRODUCTION

池田エライザ、
鮮烈なる監督デビュー!

大地をゆるがす太鼓の音にのせて贈る
少年たちの夏物語

女優の池田エライザが、みずみずしい感性で初監督映画を完成させた。福岡県田川市を訪れ、そこに暮らす人びとの温かさと緑あふれる景色に魅せられ、ひとつの物語を紡いだ。それは、すぐ傍らにあったのに、気づかなかった大切な日常と、かけがえのない人たちのこと。夢をもつことすら難しい現代の若者の、言葉にならない不安や葛藤、生きる力を描いたオリジナル・ストーリーと、大地の生命力にあふれた太鼓の音が共鳴し、新たな青春映画の傑作が誕生した! その新人らしからぬ演出力は全州国際映画祭や上海国際映画祭で高く評価され、世界中から熱い視線を集めている。

オーディションを勝ち抜いた新人と
リリー・フランキー、
原日出子ら豪華俳優陣が共演!

翔を演じるのは映画初主演の倉悠貴。泰我役には全国2012人のなかからオーディションで選ばれ、今作がデビュー作となる新人・石内呂依。謎の少女・都を数々のCMで人気沸騰中のさいとうなりが演じている。また、主人公の父親役に『ガチ☆星』の主演を務めた安部賢一、母親役に『マンガ肉と僕』『雪女』など、自身もプロデューサーや監督として評価の高い杉野希妃、祖父役に『万引き家族』など、是枝作品常連のリリー・フランキー、祖母役に『鈴木家の嘘』『生きちゃった』など、話題作目白押しの原日出子、主人公に影響を与える教師役に、大河ドラマ「青天を衝け」で期待を集める高良健吾、ペットショップの店長役に1970年代の名曲「プカプカ」のミュージシャン・大塚まさじなど、豪華俳優陣が脇を固めている。

高校3年生の夏。この夏が始まれば、この夏が終わってしまう。
言語化できない気持ちを抱えた少年たちが、雲の高い空の下で今日も頭を抱えて生きている。
そんな2人の高校生の心が、夏の魔法に魅せられ、世界が彩り豊かになっていく瞬間を切り取ろう。
忘れられない思い出が生まれる瞬間に寄り添おう。
池田エライザ 

STORY

福岡県田川市を舞台に繰り広げられる
幼なじみの少年たちと、不思議な少女のひと夏の胸騒ぎ

翔(しょう)と泰我(たいが)は高校最後の夏を迎えていた。二人は幼い頃から祭りの太鼓をたたいてきた。だが、泰我が突然、受験勉強に専念するから太鼓をやめると言い出す。ずっと一緒だと思っていた翔は急に立ちすくんでしまう。自分はどうしたらよいのか、わからない……。

息子の将来を気にかける父と母、やさしい祖父と祖母、かわいい弟。あたたかい家族に囲まれると、さらに焦りが増してくる翔。ある日、祖父のお使いでペットショップを訪れた翔は、ギターを持った不思議な少女・都(みやこ)と出会う。彼女は音楽をあきらめて東京から故郷に戻ってきていた……。

CAST

倉 悠貴

倉 悠貴
(大沼 翔)役

1999年12月19日生まれ、大阪府出身。学生時代に地元の大阪でスカウトされ、その年のドラマ「トレース~科捜研の男~」(19/CX)で俳優デビュー。その後も、メ~テレ「his~恋するつもりなんてなかった~」(19)、Netflixオリジナルドラマシリーズ「FOLLOWERS」に出演。来年、映画『樹海村』(清水崇監督)、『街の上で』(今泉力哉監督)、主演作『衝動』(土井笑生監督)の公開が控える。

石内 呂依

石内 呂依
泰我(平川 泰我)役

2000年9月9日生まれ、福岡県出身。全国2012人からオーディションで選ばれ、本作で俳優デビュー、映画初出演となる。ドラマ「左手一本のシュート」(20/BS-TBS)、「MIU404」(20/TBS)に出演。

さいとう なり

さいとう なり

1994年7月8日生まれ、東京都出身。映画『となりの怪物くん』(18/月川翔監督)、『走れ!T校バスケット部』(19/古澤健監督)などに出演し、『映画 としまえん』(19/高橋浩監督)で本格的に映画デビュー。『ホットギミック ガールミーツボーイ』(19/ 山戸結希監督)、『シグナル100』(20/竹葉リサ監督)などに出演。笑顔が印象的なバスクリンの「きき湯」のCMが話題になっている。

安部 賢一

安部 賢一
大沼 直之(翔の父)役

1973年8月4日生まれ、大分県出身。高校卒業後、競輪選手を目指すも競輪学校に合格できずに断念する。その後、上京し役者の道へ。受からなければ役者をやめると決めて受けた最後のオーディション「ガチ☆星」(18/江口カン監督)で初主演をつかむ。長身と得意のアクションを活かし出演作多数。近年の主な映画に、『アウトレイジ ビヨンド』(12/北野武監督)、『アンダー・ユア・ベッド』(19/安里麻里監督)、ドラマ「BG身辺警護人」(18/テレビ朝日)、「死役所」(19/テレビ東京)、「まどろみバーメイド ~屋台バーで最高の一杯を。~」(19/テレビ大阪・BSテレ東)、「江戸前の旬season2」(20/BSテレ東)、「鈍色の箱の中で」(20/テレビ朝日)など多数。

杉野 希妃

杉野 希妃
大沼 由香里(翔の母)役

広島県出身。2005年、韓国映画『まぶしい一日』で俳優デビュー。続けて『絶対の愛』(06/キム・ギドク監督)に出演。『歓待』(10/深田晃司監督)では主演・プロデューサーを務める。出演・プロデュース作は『おだやかな日常』(12/内田伸輝監督)、『ほとりの朔子』(13/深田晃司監督)他多数。『マンガ肉と僕』(14)で監督デビューを果たし、2作目の『欲動』(14)で釜山国際映画祭Asia Star Awardsの新人監督賞を受賞。監督・主演作『雪女』(16)は東京国際映画祭コンペティション部門に正式招待された。『海の底からモナムール』(ロナン・ジル監督)、『ユキとの写真』(ラチェザール・アヴラモフ監督)、『愛のまなざしを』(万田邦敏監督)などの出演作が公開待機中。

後藤 成貴

後藤 成貴
大沼 昇(翔の弟)役

2014年6月9日生まれ、福岡県出身。出演作品には、FBS福岡放送開局50周年記念ドラマ「天国からのラブソング」他。フジテレビ「GO!GO!チャギントン」にキッズナビゲーターとしてレギュラー出演中。今作が映画初出演となる。

大塚 まさじ

大塚 まさじ
有田(ペットショップの店長)役

1950年3月18日生まれ、大阪府出身。フォークシンガー。1969年に大阪・難波元町に喫茶「ディラン」を開店。永井ようと「ザ・ディランII」を結成し、『男らしいってわかるかい/プカプカ』でレコードデビュー、74年の解散までに5枚のアルバムを発表。76年、アルバム「遠い昔ぼくは…」でソロデビュー。85年からは全国一周ひとり旅ツアーを開始。俳優としてNHK新銀河ドラマ「この指とまれ!!」(95)、NHK連続テレビ小説「芋たこなんきん」(06)などに出演。映画『父のこころ』(14/谷口正晃監督)、『祭りのあと』(17/渡辺和徳監督)に主演している。ラジオパーソナリティ、著述家としても活躍中。昨年、「歌詞集 月のしずく」(ビレッジプレス)を上梓した。

高良 健吾

高良 健吾
小林(翔の高校の教師)役

1987年11月12日生まれ、熊本県出身。2006年映画デビュー。『軽蔑』(12/廣木隆一監督)で高崎映画祭主演男優賞を受賞。『苦役列車』(13/山下敦弘監督)で日本アカデミー賞優秀助演男優賞、『横道世之介』(14/沖田修一監督)でブルーリボン賞主演男優賞を受賞。2019年は『多十郎殉愛記』(中島貞夫監督)、『アンダー・ユア・ベッド』(安里麻里監督)、『人間失格 太宰治と3人の女たち』(蜷川実花監督)、『狼煙が呼ぶ』(豊田利晃監督)、『葬式の名人』(樋口尚文監督)、『カツベン!』(周防正行監督)の6本が、2020年は『星の子』(大森立嗣監督)が公開。来年は『あの子は貴族』(岨手由貴子監督)が公開されるほか、大河ドラマ「青天を衝け」に出演。

リリー・フランキー

リリー・フランキー
古賀 正勝(翔の祖父)役

1963年11月4日生まれ、福岡県出身。イラストやデザインのほか、文筆、写真、作詞・作曲、俳優など、多分野で活動。初の長編小説「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」は2006年本屋大賞を受賞、また絵本「おでんくん」はアニメ化された。映画では、『ぐるりのこと。』(08/橋口亮輔監督)でブルーリボン賞新人賞、『凶悪』(13/白石和彌監督)と『そして父になる』(13/是枝裕和監督)で第37回日本アカデミー賞優秀助演男優賞(『そして父になる』は最優秀助演男優賞)など多数受賞。第71回カンヌ国際映画祭では、主演を務めた『万引き家族』(18/是枝裕和監督)がパルムドールを受賞。『アイヌモシリ』(20/福永壮志監督)が公開中。2021年に『騙し絵の牙』(吉田大八監督)が公開予定。

原 日出子

原 日出子
古賀 春子(翔の祖母)役

東京都出身。1979年に『夕焼けのマイ・ウェイ』(岡崎明監督)で映画初出演。1981年、NHK連続テレビ小説「本日も晴天なり」の主演に抜擢され脚光を浴びる。2019年、映画『鈴木家の嘘』(野尻克己監督)で第33回高崎映画祭最優秀主演女優賞を受賞。主な映画出演作に、『Shall we ダンス?』(96/周防正行監督)、『シュアリー・サムデイ』(10/小栗旬監督)、『怒り』(16/李相日監督)、『リップヴァンウィンクルの花嫁』(16/岩井俊二監督)、『生きる街』(18/榊英雄監督)、『うちの執事が言うことには』(19/久万真路監督)、『女の機嫌の直し方』(19/有田駿介監督)、『乱反射』(19/石井裕也監督)、『一度死んでみた』(20/浜崎慎治監督)『生きちゃった』(20/石井裕也監督)など。

STAFF

池田 エライザ

原案・監督池田 エライザ

1996 年4月16日生まれ。福岡県出身。近年の出演作品に『ルームロンダリング』(18/片桐健滋監督)、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(18/大根仁監督)、『億男』(18/大友啓史監督)、『賭ケグルイ』(19/英勉監督)、『貞子』主演(19/中田秀夫監督)、『一度死んでみた』(20/浜崎慎治監督)、『騙し絵の牙』(21/吉田大八監督)など。蜷川実花監督のNetflixオリジナルドラマシリーズ「FOLLOWERS」が配信中。ドラマ「名建築で昼食を」「働かざる者たち」に出演。本作が初監督作品となる。

主題歌崎山 蒼志
Soushi Sakiyama

2002年生まれ、静岡県浜松市在住。母親が聞いていたバンドの影響もあり、4歳でギターを弾き、小6で作曲を始める。2018年5月9日にAbemaTV「日村がゆく」の高校生フォークソングGPに出演。独自の世界観が広がる歌詞と楽曲、また当時15 歳とは思えないギタープレイでまたたく間にSNSで話題になる。TVドラマや映画の主題歌のほか、企業のCM 楽曲などのオファーも絶えない次世代シンガー・ソングライター。2021年1月27日にアルバム「find fuse in youth」にてメジャーデビューも決定している。ある朝、起きたらTwitterのフォロワー数が5,000人以上増えていてスマホの故障を疑った普通の高校3年生。

プロデューサー三谷 一夫
Kazuo Mitani

1975年生まれ、兵庫県出身。映画24区代表・映画プロデューサー。関西学院大学を卒業後、東京三菱銀行にて10年間、エンタテインメント系企業の支援などを担当する。2008年『パッチギ!』『フラガール』を生んだ映画会社の再建に参加。2009年に「映画人の育成」「映画を活用した地域プロデュース」を掲げて映画24区を設立。最近のプロデュース参加作品に『21世紀の女の子』や全国の自治体とタッグを組んだ「ぼくらのレシピ図鑑」シリーズなど。著書に「俳優の演技訓練」「俳優の教科書」(いずれもフィルムアート社)がある。

撮影今井 孝博
Takahiro Imai

1970年生まれ、東京都出身。日本映画撮影監督協会会員。日本映画学校(現・日本映画大学)卒業。たむらまさき、藤石修に師事。2008年『R246 STORY』で撮影監督デビュー。『共喰い』(13/青山真治監督)で第57回三浦賞、第68回毎日映画コンクール撮影賞受賞。主な作品に『東京プレイボーイクラブ』(11/奥田康介監督)、『凶悪』(13/白石和彌監督)、『ピンクとグレー』(16/行定勲監督)、『22年目の告白 私が殺人犯です』(17/入江悠監督)、『洗骨』(18/照屋年之監督)、『貞子』(19/中田秀夫監督)、『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(20/中田秀夫監督)、『窮鼠はチーズの夢を見る』(20/行定勲監督)など。

脚本下田 悠子
Yuko Shimoda

1987年生まれ、東京都出身。映画美学校、ニュー・シネマ・ワークショップを修了後、2016年、池田エライザ初主演ドラマとなる「SHIBUYA零丁目」(16/CX)で脚本家デビュー。その後、池田エライザ出演作「ぼくは麻理のなか」(17/CX)、「青と僕」(18/CX)のほか「文学処女」(18/MBS)、「コーヒー&バニラ」(19/MBS)、「ねぇ先生、知らないの?」(19/MBS)、「シックスティーン症候群」(20/CX)、「時をかけるバンド」(20/CX)、「捨ててよ、安達さん。」(20/テレ東)、「ざんねんないきもの事典」(20/テレ東)など主にTVドラマの脚本を手掛ける。本作が長編映画デビュー作となる。

音楽西山 宏幸
Hiroyuki Nishiyama

1977年生まれ、山口県出身。音楽家・作曲家・編曲家・ベーシスト。映画、ドラマ、舞台、CMなどの音楽を多数手掛ける。「ぼくらのレシピ図鑑」ひょうご加古川編『36.8℃(サンジュウロクドハチブ)』(18/安田真奈監督)に続き、今作品も音楽を担当。音楽作品として、ドラマ、NHK「妻は、くノ一」(13-14)、舞台、ブルドッキングヘッドロック公演、ポップンマッシュルームチキン野郎公演、時速246億「ラビトン-rabbit on-」(19) 、劇団EXILE「勇者のために鐘は鳴る」(20)など。また自身のプロデュースするバンド、ネイキッドハイでは、ボーカル&ベースを担当。

倉悠貴 石内呂依 さいとうなり
安部賢一 杉野希妃 後藤成貴
大塚まさじ 高良健吾 
リリー・フランキー 原日出子

原案・監督:池田エライザ
主題歌:崎山蒼志「ただいまと言えば」
プロデューサー:三谷一夫  
脚本:下田悠子  音楽:西山宏幸
撮影:今井孝博  特機:塩見泰久  
照明:長沼修二  録音:菰田慎之介
助監督:佐藤吏  監督補:金田敬  
制作:酒井識人
美術:松本慎太朗  衣裳:木谷真唯  
ヘアメイク:釜瀬宏美
フードコーディネーター:寺岡詳子  
編集:陸慧安
太鼓指導:川原 邦裕 植田 美紀  
特別協力:和太鼓たぎり
特別協賛:マクセルホールディングス株式会社 
Cocoテラスたがわ株式会社
協賛:鷹羽グループ 谷口グループ ブロックソリューション株式会社 三好食品工業株式会社
有限会社緒方造園開発 たがわ信用金庫 株式会社西日本シティ銀行
株式会社福岡銀行 株式会社ユニテクノ 福岡県立田川高等学校岳陽同窓会
企画:田川市シティプロモーション映画製作実行委員会 映画24区
企画協力:ABCライツビジネス
協力:田川市 たがわフィルムコミッション
製作:映画24区
配給・宣伝:キネマ旬報DD 映画24区
公式サイト natsu-itarukoro.jp 
©2020「夏、至るころ」製作委員会

SPECAIL THANKS
クラウドファンディング支援者

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細川永子 牧野瑞代 松岡瑞稀 松本佳隆 安村直美 山崎裕大 吉野光翼よしこう 和田順一 渡辺江身子

COMMENT

夏木 マリ

初指揮にして
幸せをテーマに抱えるとは何という手腕!
気づかない日常から、
幸せは近くにあることを映す演出は見事です。
そして、新人が魅力的な映画は
いい映画に決まっているのです。
監督デビューおめでとう..... 素晴らしい.....

映画監督|矢崎 仁司

絆とか団結とか、
いろいろと不穏な空気の世界に投げ込まれた新鮮なパプリカ。
同じ方向に走らされている今、
「いつでも立ち止まっていいんだよ」って手渡されたピクルス。
池田エライザ監督は映画と格闘して、
決して甘くも苦くもない、酸っぱい映画を生んだ。
ありがとう。

女優|上白石 萌音

池田エライザという人の目に、
世の中がどう映っていたのか、
そしてどう映っているのかを、
少し覗かせてもらったような気がしました。
汗ばんでしまいそうになるほど
静かで熱い夏が詰まっていました。

映画批評家|南波 克行

青春の夏を描く繊細で豊かな場面の連続に、まるで映画を目で聴き、耳で見るかのようでした。全てのシーンはアートとして成立するほど磨き抜かれ、最後にどっと感動が押し寄せる。真の才能の凄さにひれ伏す思いです。

批評家/多摩美術大学准教授|金子 遊

ふたりの高校生の、愛情に転んでしまいそうな揺れる友情。
饒舌で空疎な言葉では、本音に届くことはできない。
炭坑町に祭り太鼓を轟かせることで、伝わる気持ちもある。
その九州島の鼓動に、海向こうにあるフィリピンの幻影を見た。

俳優|山田 裕貴

懐かしい気持ちと、あの頃の感情を表現するにはぼくにはもう思い出すことしかできないと思うと少し寂しくなりつつ…
「若者よ、経験しろ~、いろんな感情を味わえ~」と思いながら見ていました。
何かを続ける、辞めるという選択は自分の人生の中でも想った事…いろんな感情を味わう事が大人になることなのかなと思ったりもした。
そして、多方面で多彩なエラさん(池田エライザ)の頭の中を垣間見れた気もして、俳優仲間として、友人としても、嬉しくなれました。

映画評論家|轟 夕起夫

なんだろう……このどっしりと落ち着いた、けれども時に「ハッ!」とさせる演出は。コズミックブルーな夜の学校のプールは、青春の最高の舞台。若葉のころの“あの夏”を、呼び覚ますような映画だった。

フリーライター/ひきこもり訪問サポート士|石川 清

僕はひきこもりを誘って東南アジアの田舎を一緒によく歩く。アジア特有のまったりとぬくもる時間や空間に没入すると、傷ついた心もゆっくりと癒える。自らの心を窮屈な袋小路に追いこんでしまう、現代人の哀しい状況を解き放つヒントが、この映画で見つけられるかもしれない。

映画評論家/映画監督|田中 千世子

仲良し男子は一緒に学校に行き、一緒に遊んで一緒に昼飯を食べる。これが永遠に続けばいい―。カミユの名言「ただ僕と一緒に歩いて、友達でいてほしい」を受験問題集の中に見つけるシーンにハッとする。女子にはうらやましい男子の友情を綺麗に描きあげて、素敵だ。

映画評論家|尾形 敏朗

地方に住む17歳の少年の夏。日常の愛おしさを感じつつ、ゆっくり道を選んでいく。これは時の流れの映画。孵化を見つめるような池田エライザ監督のやさしく冷静な視線にちょっと驚き、それに応えた撮影もよかった。

ライター|浦川 留

青春映画の宝庫、台湾の珠玉の作品群にも通じる清廉な空気感。
ゆっくり流れる時間のやさしさとなつかしさ、時に切なさ。
いつか通ってきて、ふとした瞬間に思い出す「今」の輝きがそこにある。

ミステリー評論家/コラムニスト|三橋 曉

和太鼓の力強さに負けない青春映画の鼓動が伝わってくる。
未来に迷い、あがく若者たちの姿を追う熱く真摯な目線が、スクリーン越しに容赦なく突き刺さる。
やがて見える希望に、家族の温もりが寄り添うのもいい。

映画ジャーナリスト|関口 裕子

熱い感情が、皮膚の下を流れている。スクリーンに広がるのは、北野武の『キッズ・リターン』の青でも、相米慎二の『夏の庭 The Friends』のグリーンでもなく、緑という名の青(ブルー)。山に囲まれた町で育った少年たちの何気なく見える巣立ちに、柔軟性の強さと時間軸に捉われない時間(かち)を発見した。

映画評論家|西脇 英夫

「幸せって、なに?」と思い巡らせる、青春の通過儀礼。どんなに強がっても、チャラぶっていても、その深層には熱くて繊細な心情が脈打っているのだ。こんなにピュアでさわやかな青春映画は、久しぶりだ。

映画批評/目白大学准教授|杉原 賢彦

期待を抱くこと、それはつまり幸福であるということ──アランの言葉を、なによりこの映画に! <明日>を発見することを始める1篇だ。

映画関連著述家|小林 淳

男子高校生2人の胸の高鳴りが和太鼓の響きとともに聞こえてくる。神秘的な少女との邂逅、風の囁き、青い空、プールの水音が大人の扉を開けていく。あの夏の日が無性に愛おしい。池田エライザの感性が芳しく香り立つ。

映画文筆|増當 竜也

若き才人・池田エライザが青春=映画に宛てた真摯なラブレター。「地域」と「食」への目配せも巧みに、少年たちの心と体の繊細かつ大胆な躍動を瑞々しく奏で上げていくその力量! 彼女には今後も映画を撮り続けてほしい。

映画ライター|遠藤 薫

大昔、数年だけ暮らした田川という街がやけに懐かしく、不思議に魅力的で、なぜだか泣きなくなった。池田エライザを女優として好きだが、この作品を彼女が監督したと知らずに見ても好きになる。必ず。

映画評論家|松崎 健夫

青春時代と夏休み、若さゆえの熱と夏の暑さ。ひとときの時間や熱気に対する監督の視線には「もう戻ることのない何か」という郷愁がある。汗をかいても気にならない、そんな爽快さを伴う“熱”は若者たちの特権だ。

娯楽映画研究家|佐藤 利明

池田エライザの視点と演出の確かさに、心動かされた。
十代のひとときを、みずみずしく掬い取って、豊かな時間が紡ぎ出された。
新たな青春映画の佳作が生まれた。

FOOD

映画の中には家族の食卓を彩る美味しい料理がたくさん登場します。
その料理のいくつかは田川市の住民が参加した「食」のワークショップでアイデアが生まれました!
映画オリジナル・メニューのレシピをご紹介します!

田川の新ソウルフード誕生!

ホルじゃが

  • ミックスホルモンを、お好みの焼肉のたれに漬け込む(30分。できれば一晩)。
  • 玉ねぎはくし切り、じゃがいもは大きめの一口大に。にんにくはスライスし、ニラは4センチの長さにカットする。
  • 鍋に油をしき、玉ねぎ、じゃがいもを炒める。油がまわったら、ミックスホルモンを入れ、にんにくをのせて焼肉のたれを回しかけて煮込む。
  • 具材に火が通ったら、ニラとたかの爪を入れ、ひと煮立ちさせる。

玉ねぎは多めのほうが、玉ねぎの水分が出ておいしいです!

ホルじゃが
パプリカのかき揚げ丼

見た目も美しく、食欲をそそる一品

パプリカのかき揚げ丼

  • パプリカは、種を取りのぞき、細切りにする。
  • パプリカとしらすをボウルに入れて混ぜ、薄力粉をまぶし、衣と混ぜ、170~180℃の油で揚げる。
  • 丼にご飯をよそい、丼たれをかけて、かき揚げをのせ、その上にまた丼たれをかける。

丼たれにしょうが汁を入れると、さっぱりして夏にオススメです!

ヘルシーで簡単!組み合わせでメインにも!

パプリカピクルスの冷製パスタ

  • パプリカのピクルスをお好みの大きさに切り、ボウルに入れ、パプリカの漬け汁、オリーブオイル、めんつゆ(ドレッシングでもOK)と合わせておく。
  • 塩を入れたお湯でパスタを茹で、お湯を切り、氷水に取って冷やしたのち水気を切る。
  • パプリカのピクルスとよく混ぜ合わせる。
  • 器に盛り付け、オリーブの実とバジルをのせる。

お好みでサラダチキンやモッツァレラチーズをトッピングしてもGOOD!!

パプリカピクルスの冷製パスタ

レシピ監修:寺岡 詳子

パプリカのピクルス

田川のお土産にぴったり

パプリカのピクルス

10月1 日より販売スタート!
田川地域の道の駅や通販で購入可能です。
田川市のふるさと納税の返礼品にもなっています。

詳しくはこちらをご参照ください。 https://vegetagawa.com/